ひとくちに占いといっても
その方法はさまざまにあります。
例えば一般的に連想される水晶玉を使って
占うという方法は歴史的に見ると大変古くから
行われているものであり、
これはクリスタル・ゲイジングや
クリスタロマンシーと呼ばれています。
もともとは水晶玉では無く黒曜石を使ったり
円形のガラスを黒く塗りつぶした魔法鏡を
用いていたとされており、
こうした方法を総称してスクライングと
呼ぶこともあります。
西洋で人気の占い
次に人気が高いものとなるとタロットで
占う技法ですが、
実はこの方法は比較的最近になって
生まれた方法です。
と言っても18世紀ごろに書かれたとみられる
占いの技法が書かれた手書きノートが
見つかっていますから300年以上の歴史を誇っているのですが、
占いの技法としては新しい部類に入る存在であるのは確かです。
比較的最近に生まれたにも関わらず
ここまで広まっているというのは、
タロットカードに描かれている図案が神秘的なこと、
図案を見ることでインスピレーションが沸きたつことなどが
背景にあると考えられます。
より古いものとしては占星術や四柱推命、
ルーン占いといったものが挙げられ、
特に占星術は紀元前3世紀ごろから、
ルーンは紀元1世紀ごろから使用されていたとされています。
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中国発祥の占い
四柱推命についても1100年の中国大陸、
南宋の文献にその原点とされる技法が記されていますから、
これも900年というかなり長い歴史を持つものと言えますから、
この三種類は特に伝統的な技法であるとして良いでしょう。
ちなみに四柱推命や占星術の考え方はさまざまな解釈をされ、
また簡易化された上でよりシンプルなもの
として広まったこともあります。
またこの他にも姓名判断や手相と人相といった
その個人を見て占うものや生年月日を元にして占う数秘術、
あまり連想されないことですがおみくじなども
広義の占いに含めることができるでしょう。
さて、このように何かを占うといっても
さまざまな方法があるのですが、
そこで良く出てくるのが
「結局何で占うのが一番良いのか」
という疑問です。
実際のところこれについて答えと言えることはありません。
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占いは結局どの種類がいちばんいいの?
なぜなら、どの占いにも優れた部分と劣った部分があるし、
一つの事象を別の面から見ているだけの場合もあります。
例えば、ある占いで『今日は成長するチャンスが来ます』と
結果が出たとします。
そして、別の占いでは、
『今日の運勢は悪く、問題が起こります。』
という結果が出たとします。
じゃあ、結局どっちが正しいのか?
と疑問に思うと思いますが、
どちらも正しいのです。
悪いことが起こる=運勢が悪いと定義した占いか、
悪いことが起こる=成長するチャンスと
定義したのかの違いだけなのです。
だから、どの解釈を自分に採用するかという尺度で
自分に合った占いを使えば良いのです。
そもそも、占いは未来を当ててしまうものではなく、
現在確定している未来を知ることで、
より良い現実へと変化させるための指標になるものです。
だから、100%あたってしまう占いは、
意味がありません。
より良い一日、より良い一ヶ月、より良い一年、
そして、より良い一生を送るために、
占いを有効に活用しないともったいないですよね。
なので、どの占いというよりも、
自分が一番より良い生き方をできそうな占いを
個人個人がそれぞれで選択すればいいのです。
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